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なぎぶろ

社会人1年目の軌跡をありのままに綴る― 本の感想、おすすめの映画,英語/その他勉強法,おすすめしたい物/事/場所等,雑記スタイルでゆるく熱く更新していきます。2015年度末までは理系大学院生。

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3.11僕はディズニーランドにいた。当時をちょっとだけ振り返ってみようと思う。

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【追記@2017年3月11日】

東日本大震災から今日で6年。

僕はあの日、ディズニーランドにいた。

今日は夢の国で起きた出来事を思い出しながら

簡単にではあるが当時を振り返ってみようと思う。 

『奇跡』が重なりディズニーランドにいた

二十数年の人生を振り返ってみても

ディズニーに行ったのは『片手で数え切れるほど』

そもそも人混みは得意でなかったらしい。

小さい頃の話を両親に聞いてみると

「ディズニーに行くならガストのハンバーグが食べたい」

そんな生意気なことを言う子どもだった。

食欲万歳。

2011年、当時大学生だった僕は

サークルのクリスマスパーティーで行われた

ビンゴ大会で1等に当選。

その商品は「ディズニーランドのペアチケット」だった。

しかも、有効期限は2011年3月11日。

『有効期限ギリギリまで行かなかった』

そのこと自体に深い意味はない。

『失効するくらいなら行っておこうかな』 

そんな奇跡のような出来事が重なって

僕は当日ディズニーランドにいた。

 

【大地震発生】午後2時46分。

地震が起きる直前、僕はお土産を買っていた。

ディズニーランド入口付近。

左側にあるお店で(名前忘れた)。

ちょうどレジに向かおうとしていた時だった。 

「あれ、真っ直ぐ歩けないぞ?」

突然、不思議な感覚に見舞われた。 

自分の体調が悪いのでは?と錯覚したのち

突然の巨大な揺れに襲われた。

「地震!これはヤバイ」

今まで体験したこと揺れに慄きながら

頭を抱えてしゃがむことしかできなかった。

天井にぶら下げられた飾りが

今にも崩れ落ちそうになりながら

大きな振り子のように動いていた。

 

「建物の下敷きになるのか?」

「俺、死ぬかもしれないな」

体験したことのない規模の地震に、冗談抜きでそう思った。

震度5強だったと記憶している。

震源付近の東北地方に比べたら

揺れはかなり小さいはずなのに。

『震度7の揺れ』は想像するだけでぞっとする。

 

大丈夫です!

この建物は絶対に壊れません!

皆さん、落ち着いてください!

大丈夫です!

混乱するお客さんを前にキャストの方が声を張っていた。

立った状態のまま、指示を出していた。

『この建物は絶対に壊れません!』

この言葉を聞いて少なくとも僕は安心した。

非常時に備えて訓練をしていたのだと思うが

ディズニーランドのキャストさんは本当に凄かった。

永遠に続くかと錯覚するような

巨大な揺れが落ち着いたころ

悲鳴と共に多くの人たちが外に向かって走っていた。

その瞬間を思い出すと今でも少し嫌な気分になる。

「荷物をその場に置いて外に出てください」

「建物から離れて広場に出てください!」

たしか、こんな指示があったと思う。

エントランス付近の広場には多くの人が集まっていた。

「なんだか大変なことになったぞ」

不安を感じながらも『非日常』の始まりに

どこかワクワクしている愚かな自分がいた。  

 

【待機時間】とにかく広場で待った 

キャストの方から

『建物の安全確認を行います』

『その場で待機して待っていてください』

という趣旨の連絡があった。

「大変なことになったね」

そんな呑気な発言をしながら

携帯で情報収集をしていた。

『震源は東北のほうみたい』

『死傷者数人って出てるから大丈夫なのかな?』

その程度の情報収集しかできなかった。

すぐに電池が切れてしまったことも鮮明に覚えている。

当時のスマホは今よりずっと頼りない。

 

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「乗れなかったね!」なんて呑気な会話をした...のか?

14時46分の地震発生から20時過ぎまで

広場で待機したと記憶している。

20時過ぎになって僕はようやく事の重大さに気付いた。

 

「あれ、もしかして今日帰れないかもしれない?」

 

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【園外のコンビニ】2時間待ちのセブンイレブン

20時を過ぎた頃、僕は今日中には帰れないことを察した。

「お腹もすいたし」

「園外にあるコンビニに行こう」という話になった。

“液状化”が激しく迂回して行かざるを得なかった。

舞浜駅が地震でグチャグチャになっていて

地震のすさまじさを痛感した。

駅の様子を動画撮影したipodは

2年前に洗濯の末、消え去った。

ディズニーランドの園内は損傷が全くなかったから

外に出て事の重大さを改めて認識したのだ。

 

コンビニの様子を思い出しておきたい。

不思議なことに誰一人として

「買占め」をしているお客さんはいなかった。

  • ペットボトル飲料は1人1本。
  • 食料も買占めたりせず、必要な分だけ。

注意書きがあったわけでもないのに

皆がそうしていた。

「困ったときには知らない人でも助け合える」

僕は日本人のこういう文化が大好きだ。

店員さんが必死に対応している姿は

今でも目に焼き付いている。

『暖かいものを食べさせてあげたい』

そんな優しさからだと思うが

出来立てのフランクフルトが大量にあった。

このとき食べたフランクフルトの美味しさを

僕は、一生忘れないと思う。

コンビニのレジは2時間待ち。

お店の外まで列をなしていた。

コンビニのレジで2時間待つ経験は

後にも先にもこの日だけだと信じたい。

僕が会計をする直前になって

後から来たおじさんに割り込みをされた。

心無い行動に無性に腹が立った。

「皆ちゃんと並んできているんですから、並びましょうよ」

そんなことを咄嗟に口にしていたと思う。

 

【キャプテンEO】今はなきアトラクションに宿泊

帰園後(23時頃)広場だけでなく

園内の通路が待機場所として解放されていた。

どうやら建物に近づいてもOKとなったらしい。

深夜2時すぎまでそこで待った。

めちゃくちゃ寒かった。

キャストの方から

  • 防寒具の配布
  • お土産の提供
  • 非常食のひじきご飯

様々なモノが振る舞われた。

「全員分ありますので慌てずにいらっしゃってください!」

気のきいた声かけによって

大きな混乱もなく全員に行き届いたはず。

ディズニーの教育って素晴らしすぎるでしょう。

以下の本に震災時のエピソードが書かれている。

ぜひとも読んでいただきたい。

 

 

深夜2時すぎになって

「建物の安全確認ができた」とのことで

ようやく中に入ることができた。

今はなき【キャプテンEO】に宿泊することに。

「寒かったですよね。お待たせしてしまって申し訳ありません」

キャストの方の心遣いに涙が出た。

深夜3時すぎにキャプテンEOの入口の床で寝た。

他のお客さんと一緒に、雑魚寝である。

朝6時前に”駅までのバスが出る”とのことで起床し帰宅した。 

以上が僕の東日本大震災の被災経験。

 

【所感】記事を書いてみて思うこと

この経験から何かを学んだ!とか

そんなことではないんだなと書いてみて思う。

6年も経過すると「覚えていないこと」のほうが多い。

細部は本当に忘れてしまっている。

  • 当時した会話
  • どんな心情だったのか

一生に一度あるかないかという非日常を体験しておきながら自分が何を感じていたのかを細部まで思い出せないことが恐ろしい。だからこそ、いまこの瞬間に自分の感じたことを残していくことって物凄く重要なことなのかもしれないと思う。

ブログでもなんでもいいけど。

自分の感じたことを、

生きてきた証しとして

形あるものに残していきたいと強く思う。

 

5年経った今、何を思うのか。

5年過ごす中で、大きく変わったことが1つだけある。

今まで考えてこなかったことを

真剣に考えるようになったこと。

自分が本当に大事にしたいモノって何なのだろう?

僕の答えは意外と単純だった。

 

「身の回りの人を大切にする」

 

僕はあの震災を経て

自分の身の回りの人たちを

一緒に過ごしてくれる人たちを

心から大事にしようと決めたはず。

ちゃんとできているのかな?

今、もう一度、自分に問いたい。

感謝の気持ちをちゃんと伝えたい。

【追記@2017/3/11】6年経った今、何を思うのか

今日で、東日本大震災から6年が経過した。

月日が経つのは本当に、早い。

改めて人的被害の規模を調べてみた。

2017年(平成29年)3月10日、死者は15,893人、重軽傷者は6,152人、警察に届出があった行方不明者は2,553人であると発表している。東日本大震災 - Wikipedia

24,598人。死因の9割が溺死

津波の恐ろしさを再認識できると思う。

『大規模災害にあったとき自分ならどう行動するのか』

今一度、考えておきたい。

  • 家族との連絡方法は?
  • 避難場所は?
  • 生活圏の海抜は何m?
  • 会社から自宅まで歩くと何時間かかる?
  • 最低限の水は用意している?
  • そもそも緊急時は何が必要?
  • 便利グッズはなんだろう?

ぱっと思いつくだけでも

考えるべき事項はたくさんある。

過去を慮り、未来へ備えたい。

今日はそんな一日にしたいと思う。

 

『周囲の人を大切にする』

『大切な人に感謝の気持ちを伝える』

1年前の自分にハッとさせられた。

 

『ありがとう』を伝えてきます。