なぎぶろ

誰かの心に届くような記事を書いています。本の感想、おすすめの映画,英語/その他勉強法,おすすめしたい物/事/場所等,雑記スタイルでゆるく熱く更新していきます。2015年度末までは理系大学院生。

MENU

【入社1年目の教科書】当たり前のことを自ら意識してできる人になりたい。常識なんて誰も教えてくれないから。

スポンサーリンク

「当たり前」のことを無意識で終わらせずに

意識して行動できることに価値がある。

入社1年目の教科書を読んだ後で、そう感じた。

この本に書かれていることは

社会人を経験している人からすれば

きっと当たり前のこと(常識)ばかり。

でもね、深く考えた上で

意識して行動できている人なんて

ほとんどいないと思うし、

誰も丁寧に常識を教えてくれないのが現実でしょ?

「それ、常識だから」なんて思われて

「なんでこんなこともできないの?当たり前のことじゃん?」

なんて叱られた挙句

できない奴のレッテルを貼られて、はい、終了。

 

僕はそんなの絶対に嫌だ。

 

読み終わった直後の高揚感を持ったまま

本著の感想を記していこうと思う。

久しぶりの書評。タイトルは心の声。

就活生/内定者/若手社員が読むべき一冊。

入社1年目の教科書とは?

 

 

ライフネット生命保険、代表取締役社長の岩瀬大輔氏が副社長時に上梓した名著。彼は東京大学法学部在学中に司法試験に合格している。天才!ボストンコンサルティング!ハーバードで成績上位5%!ライフネット生命立ち上げ参画!社長!etc. 凄すぎるキャリアを歩んでいる方が社会人1年目に向けて、働く上での気概/コツのようなものを諭してくれている本だと理解しておいてほしい具体的な仕事の進め方を50のルールに分けて解説してくれているからわかりやすく、読んですぐに行動に移せる。社会人1年目と言わず、大学生や若手社会人は読んだ上で実践するといいかもしれない。

 

3つの原則

本著では冒頭において「どんなときもこれだけは死守しろ!」という3つの原則を教えてくれている。実体験がベースとなっているから、説得力がある。これがいきなり心に響くんだ。

1. 頼まれたことは、必ずやりきる

早速、当たり前でしょ?と思うんだけどさ。ポイントは「上司からのリマインドなし」でやれているかどうか。部活なんかの上下関係があるときを振り返ってみても「こいつ、できる!」と思う後輩たちは、頼んだことを最後まで必ずやりきっていたと思う。こちらから進捗を聞くまでもなく、ね。

2. 50点で構わないから早く出せ

上司からしたら当たり前のこと。自分がどれだけ100点に近づけようと思っても、その道何十年という方々からすれば誤差範囲の向上でしかないから。スピード感を持ってある程度(50点で良いとのこと)まで完成させて、上司に提出(相談)する。誰かの上司を経験している人だからこその言葉。これから”部下”になるわけだから、覚えておきたい。

3. つまらない仕事はない

綺麗ごとのように聞こえるけど、つまらないと感じるかどうかは自分次第だということ。そしてこの言葉に込められているのは「見方を変えよ」というメッセージだと思う。若いうちに物事の見方を変える訓練ができていれば、将来的にも自分のためになるに違いない。先日心理学を専攻する友人と話しをして盛り上がった逸話を紹介しておこう。

ヒルトンホテルの創業者であるコンラッド・ヒルトンという人物をご存じだろうか?彼は、若いころは学歴もなくただのホテルのベルボーイだった。経営者として大成功したのちに記者からのインタビューを受けこう質問された。

「ベルボーイが、どうやってここまで成功できたのか?」

その時彼はこう答えた。

「ベルボーイが成功してホテル王になったんじゃない。ホテル王がベルボーイから始めたんだ。」

 

セルフイメージの話らしいけど「つまらない仕事はない」という今回の話にも似ているんじゃないかな?彼がベルボーイをつまらない仕事だと思っていたわけがないよね。

 

スポンサーリンク

 

心に響いた5つのルール

f:id:koya-0263:20160322130925j:plain

本書には50のルールが筆者の具体的なエピソードとともに書かれているわけだけど、その中でも特に心に響いた5つに絞って紹介しておこうと思う。絞ったのがこれ?って感じが既にしているけどね。

【ルール6】仕事の効率は最後の5分で決まる

上司から呼ばれて軽く打ち合わせをしたり、アドバイスをもらう。これって日常的に行われているはず。その場で終わらせずに、席に戻ってからやることがあるのだと著者は言う。「言われたポイントを書き出したうえで、もう一度確認を取ること」これだけで仕事の効率はあがるのだとか。たしかに打ち合わせの直後ならまだしも、翌日に持ちこしたりしたら「あれ、どんなアドバイスをもらったっけ?」ってなるイメージは湧く。もう一度相談に行くなんてしたら、「できない奴」のレッテルを貼られてしまうはず。怖い怖い。社会人になったら必ず実践しよう。上司を恐れないぞ。

 

【ルール15】仕事は根回し

根回し=ネガティブなイメージ

これを読んでこの考えが変わった。根回しは必要不可欠。ここまで潔く言ってもらえたら気持ちが良いね。根回しという言葉が嫌なら「事前準備/予習」という言葉に置き換えよう!という提案に乗っかることにする。本著では会議で結論を出すまでという具体例を出して根回しについて解説してくれていて、非常にわかりやすかった。会議未経験だけどね。他のルールも会議に関して書かれていたりするので、サラリーマンの仕事において会議って重要なんだなあと感じた。事前準備を怠らないようにしよう。限られた時間で効率良く仕事を回すには必要だもんね。

【ルール25】社会人の勉強はアウトプットがゴール

社会人はアウトプットができてなんぼ。本を読んだり何か新しい知識を得たりして満足しているようでは駄目で、自分の仕事にアウトプットできなければ意味がない。どちらかといえばインプットして満足する傾向にあるからこそ気を付けておきたい。アウトプットがゴールという意識をもってインプットをしよう!と決意した。この本に書かれていることは自分の仕事にどう繋がるのかな?なんてね。この視点って重要じゃないかな。

【ルール38】ミスをしたら再発防止の仕組みを考えよ

上司や先輩からの叱責に関する項目。叱られるということはあなたの人格を否定するわけでも、能力を否定するわけでもない。仕事上の進め方に間違いがあることを指摘されただけ。大事なのは再発防止策を考え抜くこと。再発防止策をもう少し具体化すると、仕事のやり方を変え、ミスが起こらない仕組みを作ることだと書かれていて腹落ちした。何か指摘されたときというのは「自分の仕事のやり方を変えないといけないとき」だと頭の片隅に置いておきたい。

【ルール41】宴会芸は死ぬ気でやれ

こういうの、好き。「宴会芸を死ぬ気でやる人は、周囲からの評価も高くなると思っておいてください」4月に宴会芸の日程が既に決まっている僕だから刺さったこの言葉。正直「めんどくせえ」って思っていたところだった考え方が具体例とともに書かれたこのルールを読んで、180度かわった。よし、頑張ろう。少しだけエッセンスを書いておくと、宴会芸に取り組む姿勢を通じてトータルの人格をみているらしい。宴会芸は仕事と一緒。絶対に手を抜かないこと。本著の中にある「チャンスをつかめる人になれ」というコラムと合わせて読んでおきたい。

 

最後に

めちゃくちゃ役立つ予感のする一冊でした。

手元に置いて何度でも読みたくなる本。

いつの日か、本著に書かれていることを

「当たり前じゃん?」なんて言える人に、僕もなりたい。

後輩には優しく教えてあげる器を持ってね。

 

「新人時代の印象でその後のキャリアが決まる」

 

本著の中にあるこの言葉を胸に

新人時代を駆け抜けていく所存です。

 

あなたも一緒に頑張りましょう!

 

 

ではまた

 

なぎ