オーディブルで聴きました。
冗談抜きに、面白い。
落語に対して
興味がわいた!
- オーディブルで何を読もうか悩んでいる
- スキルアップ・パックを購入しようか悩んでいる
- 落語っぽい本みたいだけどって面白いの?
みなさん、こんにちは。
Audibleブロガーのなぎと申します。
感想は後述するとしてオーディブルで
本著を聴いた結論を先に伝えておきますね。
- 本で読むよりボイスブックのほうが良い
- 落語初心者(はじめて)向け!玄人は退屈する!
- プレゼンへの応用は効きにくいかも
- むしろ日常生活(会話)に応用可能
- 『自伝に抵抗のない人』におすすめの一冊
- 他人の人生に興味が少しでもある人向け
ざっとこんな感じですかね。
実際の本には誤字・脱字が多いそうなので
オーディブル(本人朗読)で聴いたほうが
ストレスなく楽しめるはずです。
【結論】ボイスブック×本人の朗読が最高だった
気持ちがこもっていて
聴き心地がよかった。
内容も面白い。
この本を車のなかで最初に聴いたときに
『めちゃくちゃ聴きやすいな』と思ったんですね。
オーディオブック・ボイスブックあわせて
10冊程度は聴いたことがあったのですが
本著が最も聞き取りやすい朗読でした。
調べてみるとご本人が朗読してるとのこと。
さすがはプロの落語家さんですよね。
- リズム
- 調子(一文の抑揚)
- 間
本書で大事だと強調されている3つの要素が
完璧に仕上がっていると感じたんです。
【経緯】スキルアップパックの『おまけ』 だった
『あなたのプレゼンにまくらはあるか』は
最初はおまけくらいの感覚だったんです。
オーディブルで英語の勉強をしたい!
そんなモチベーションで教材を探していた時に
英会話ペラペラビジネス100に出会いました。
留学に行った友人も使っていたと聞いていたので
迷わず購入することにしたんです。
購入する直前に『スキルアップパック』の存在を知り
1冊分の値段で4冊もらえるなんてお得すぎ?!
ということで速攻でポチっちゃったんです(笑)
ボイスブックの感想・評価を綴る
感想・評価を述べていきますね。
【はじめに】そもそもまくらとは?
本題に入る前の『前置き』
『話のつかみ』ともいえますね。
僕でも聞いたことがある言葉だったので
一般的な用語なのかな?と思います。
いわゆる『まくら』の役割は以下。
- 本題にスムーズに入れるようにする
- 相手に聞く気持ちになってもらう
重要な役割があるので軽視は禁物だとのこと。
『まくら』で相手の心をつかむことが大切。
僕のブログはまくらがないなあ...
少し反省しつつ評価・感想を綴っていきます。
酷評│本著の『まくら』が長すぎる件
前半の1時間弱(本でいうなら90ページ程度)は
立川志の春さんの生い立ちについて語られています。
- 大阪生まれ
- アメリカ育ち(3年)
- 渋幕中4期生
- イェール大学卒業
- 三井物産入社(鉄鉱石部門?)
- 弟がイギリスの大学に
- そして弟は劇団四季へ
- 彼女(妻)と落語を観に行き人生が激変
- 退路を絶って落語の世界へ弟子入り
- 1年半でようやく名前をもらう
箇条書きにするとこれくらいのエピソードを
テンポよく語ってくれています。
志の春さんの人生の歴史そのものですね。
まくらなげぇ...
プレゼンに関する本だと思って聴くと
そう感じざるを得なかったですね。
伝記が好きな僕にとっては面白かったです。
人の話なんて興味ないよ
そんな人にとっては前半部分は少し苦痛かと思います。
好評価│落語初心者に親切な構成
落語がはじめての人にファンになってもらう
そういった配慮のある内容でした。
言葉や登場人物の解説もあるので
聴いていて置き去りにされることもなく。
- さげ:いわゆる話の”オチ”
- 高座:いわゆる講演会
- 二ツ目:二番目に高座に上がる階級
- 木戸銭:入場料のこと
こんな感じで知らない言葉がたくさんでしたが
丁寧に解説をしてくれたので好印象。
落語の人物と申しますと、八っつぁん熊さんにご隠居さん、人のいいのが甚兵衛さん、馬鹿で与太郎なんてことを申します。
いわゆる落語の『まくら』の定番みたいですね。
- ご隠居さんは『物知りだけど知ったぶりをする』
- 知らないことがあるとご隠居さんに聞く
こんな感じで設定の解説もしてくれるので
ありがたかったですね。
好評価│プレゼン力より日常生活に活かせそう?!
- 師匠を見つけて真似してみる
- プレゼンは録音して聞きまくる
- ストレートを投げ続ける(基本を大事に)
- ハプニング時も傷つけずに乗り越える
- 実体験に会話を入れる
タイトルにもなっていますが
プレゼンが劇的に良くなることはないですね。
プレゼンに関しては基本的な内容です。
著者が落語において重要と感じたことを
経験からの学びとして語っているので
説得力はとてもありますが。
落語家さんだからこその助言は1つ。
『実体験を話すときに会話を入れる』
これだけでプロの噺家っぽさが出るので
実生活に取り入れていきたいです。
プレゼンの中に入れるかどうかは微妙だけど
話が面白い人って『会話』を入れている気がする。
学び│プレゼンのハプニング時は機転を利かせて対応しよう
高座でハプニングが起きたときの対応を聞いて
これはプレゼンにも応用できると感じました。
政治家の麻生太郎氏のエピソードが印象的でした。
国際的な会議の場でのこと。
同時翻訳機が壊れてしまったときに
以下のように発言したそうなんです。
This is not made in JAPAN.
これは日本製品じゃないね
会場内に笑いが起きたんだとか。
他にも本著の中で紹介された例として
プレゼンにおいてマイクが不調なときは
どうやらマイクに嫌われちゃいましたね。
心当たりはあるんですよ。
昨日食べた餃子のせいかな?
このくらい機転をきかせよう!と。
機転を利かせた発言ができるようになりたい。
好評│じゅげむじゅげむ...おもしろい!
初心者向けの落語がいくつも紹介されています。
寿限無ってこんな話だったんですね。
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話。縁起のいい言葉を幾つか紹介され、どれにするか迷った末に全部付けてしまった、という筋の場合もある。寿限無 - Wikipedia
その長い名前っていうのが以下。
寿限無、寿限無
五劫の擦り切れ(ごこうのすりきれ)
海砂利水魚の
水行末 雲来末 風来末
食う寝る処に住む処
藪ら柑子の藪柑子
パイポ パイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの
長久命の長助
ながすぎぃぃぃ!!
大爆笑!というよりクスクス笑えるんだなあ。
落語に対して興味がわいてきました。
まとめ│落語初心者向け!内容もGood
落語初心者の僕は楽しめました。
ではまた
なぎ