オーディオブックでミステリー小説って楽しめるの?
そんな疑問を持っている人もいるかもしれません。
僕自身、横文字の名前がたくさんでてくる小説は、登場人物を覚えることができずとても苦手でした。
でも、オーディオブックなら全く苦労することなく楽しめたんです。
- オーディオブックに少し興味がある人
- そして誰もいなくなったを買おうか悩んでいる人
- オーディオブックで読む作品に迷っている人
- 初めの1冊(無料)は、どうせなら楽しい本を聴きたい
こんな人たちに向けて、オーディブルの感想レビューを紹介します。
オーディブルを始める際に、選ぶ作品を間違えてしまうと非常に退屈なものだと感じてしまいます。
特に自己啓発系の本を選ぼうとしている人は要注意。
オーディオブック自体がつまらないものだと思ってしまいます。
本当にもったいないなーと思うので、まずは面白い小説を楽しんでみてください。
本記事ではそして誰もいなくなった×オーディオブックの感想をお伝えしていきます。
小説『そして誰もいなくなった』のあらすじ
アガサ・クリスティ著、1939年に生まれた名作中の名作ともいえる推理小説。
テレビドラマにもなっているので、タイトルだけでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢も様々な十人の男女だった。
だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴く謎の声が……無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく! 強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。
細かいあらすじなんてどうでもいいから、まずは聴いてみてほしいです(笑)
昔読んだことがある人でも、プロの朗読で聴くとさらに楽しめると思います。
『そして誰もいなくなった』のオーディブルの評判・評価はどうか?
『そして誰もいなくなった』のAmazonでの評価はそれなりに高いです。
8時間以上ある作品ですが、寝不足になるほどはまってしまい、一気に聴いてしまった!との声もありました。
- 総合評価:4.7/5.0
- ナレーション:4.6/5.0
- ストーリー:4.6/5.0
具体的に『そして誰もいなくなった』のオーディブルでの評判を調べてみると、全項目5段階で4.7という高い評価がされています。
130人以上が評価しているなかで90%以上が★4以上をつけているので、満足度の高さがよくわかりますよね。
原作の評価は★4.4と名作だけあってわりと高いです。
アガサクリスティ│そして誰もいなくなったの感想・レビュー
絶対にネタバレしないほうが良いと思うので、当たり障りのない感想になってしまうかもしれませんが、ポジティブな感想は以下の通りです。
- 誰が犯人なんだ?というハラハラ・ドキドキ感を最後まで味わえる
- 朗読・ナレーションが秀逸。10人以上の役柄を声質だけで演じわけている。
- 約80年も前の作品とは思えないほど緻密なストーリーで今でも十分楽しめる
逆にネガティブな感想は以下の通りです。
- 殺人自体が計画的に進み過ぎているような気はする。
- 冒頭に登場人物の名前やバックグラウンドを理解するのに苦労する
1つずつ簡単に補足していきますね。
1.物語のハラハラ・ドキドキ感がすごい
超名作ミステリーといっても過言ではない
本作で味わえる、ミステリーの醍醐味ともいえるハラハラ・ドキドキ感がたまらなく好きでした。
本作の著者であるアガサ・クリスティはミステリーの女王と呼ばれていたんですね。知らなかった。
僕の場合は、ミステリー慣れしていなかったからなのか、誰が犯人なのかは終盤まで全くわからず。
最後に、そういうことだったのかぁ...と思わずため息が漏れてしまいました。
いやぁ、面白かった。(語彙力がない)
2.プロの朗読が素晴らしい!声だけで10人以上を演じ分けている
一番びっくりしたのが、一人の声優さんが朗読しているにもかかわらず、いまは誰のセリフだったのか?がちゃんとわかったことです。
平川 正三さんという方なのですが、10人以上いる登場人物に対して、微妙な声質や声のトーンを巧みに変えて表現してくれています。
スキマ時間を埋められるだけじゃなくて、プロが魂を込めて読んでくれているところにこそオーディブルの醍醐味があると思っています。
3.本当に80年前(1939年)に書かれた作品なの?
もちろん、良い意味でめちゃくちゃ驚いています。
こんな緻密なストーリーが、80年も前に書かれたの?と言いたくなります。
1939年って、第二次世界大戦の開戦と同時ですよ?(関係ない)
2021年のいま、こうして世紀を超えて楽しませてもらっていると考えると、物凄く感慨深いですね。
4.ストーリーが犯人の計画通りうまくいきすぎじゃないか問題
これは後から記事にしているから言えることなのかもしれないですが、振り返ってみると少しストーリーがうまくいきすぎだよなぁとも思いました。
聴いている間は全く感じなかったほどのめりこめたので、声優さんのおかげかな?とも思います。
5.冒頭に登場人物の名前やバックグラウンドを理解するのに苦労する
横文字の登場人物しかいないので、登場人物の名前やバックグラウンドを理解するのに少し苦労しました。
小説で読むのを挫折した理由でもあるのですが、カタカナの名前って覚えにくいですよね。
でも、声優さんのおかげで誰のセリフなのか?が聞いていればわかるので、安心してください。
まとめ|オーディブルだから楽しめた
中学時代に一度挫折した本著を、オーディブルだからこそ楽しめました。
『そして誰もいなくなった』は、オーディブルをこれから始めてみようかな?と考えている人の、最初の1冊にも最適だと思います。
大人になってからだとなかなか味わえない、ハラハラ・ドキドキ感をぜひ味わってみてください。
ではまた
なぎ