- オーディオブックに少し興味がある人
- オーディオブックで読む作品に迷っている人
- 初めの1冊(無料)でどうせなら楽しい本を聴きたい
こんな人たちにむけてオーディオブック歴3年以上の僕がおすすめの1冊をお伝えしていきますね。
結論を言うと『陸王』が最強。笑えて泣けて、熱い気持ちになれる名作。
選ぶ作品を間違えてしまうと非常に退屈なのでオーディオブック自体がつまらないものだと思ってしまいます。本当にもったいないなーと思うので、ぜひぜひ面白い作品を選んでください。
本記事では陸王×オーディオブックの感想と面白さをお伝えしていきます。
『陸王』のあらすじ
斜陽産業である老舗足袋屋"こはぜ屋"の社長が主人公。苦しい経営をなんとか起死回生させるべく、ランニングシューズ業界に新規参入を目指して様々な障壁を乗り越えながら開発していくストーリーです。
一言で説明するのは難しいですね(笑)
勝利を、信じろ――。
足袋作り百年の老舗が、ランニングシューズに挑む。埼玉県行田市にある「こはぜ屋」は、百年の歴史を有する老舗足袋業者だ。といっても、その実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧。社長の宮沢は、銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから新たな事業計画を思いつく。長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発してはどうか。
社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手する宮沢。しかし、その前には様々な障壁が立ちはだかる。資金難、素材探し、困難を極めるソール(靴底)開発、大手シューズメーカーの妨害――。
チームワーク、ものづくりへの情熱、そして仲間との熱い結びつきで難局に立ち向かっていく零細企業・こはぜ屋。はたして、彼らに未来はあるのか?
半沢直樹や下町ロケットなどでも有名な池井戸潤氏なのでストーリー自体の面白さは約束されたようなものですよね。
陸王のオーディブルの評判・評価はどう?
評価はめちゃくちゃ高いです。16時間以上ある作品ですが数日で聴ききれた!との声が多数ありました。
- 総合評価:4.8/5.0
- ナレーション:4.8/5.0
- ストーリー:4.8/5.0
陸王のオーディブルでの評判を調べてみると、全項目5段階で4.8という高い評価がされています。250人以上が評価しているなかで95%以上が★4以上をつけるという満足度の高さがよくわかりますね。
陸王│池井戸潤(オーディブル)の感想・レビュー
- 登場人物の悩みや葛藤・人間関係の描写が丁寧で面白い
- 熱いストーリーに感動する
- 完成度の高いといわれるテレビドラマよりも面白い
- ナレーションが秀逸。複数の役柄も一人で演じ切っている
登場人物たちの悩みや葛藤・人間関係の丁寧な描写が面白い
登場人物のそれぞれがが抱えている悩み・挫折・葛藤が丁寧に描かれているのが本著の大きな特徴といえます。聴いていて思わず唸ってしまうほど、共感ポイントがありました。
- こはぜ屋の従業員たちの結束力
- 主人公の社長と息子との関係
- 開発に協力してくれる陸上選手の悩みや葛藤
- ライバル社(アトランティス)との闘い
熱いストーリーに感動する
物語全体の熱量が物凄いです。
ランニングシューズ開発のためにチーム一丸となって奔走する姿は、まるで少年マンガを読んでいるかのような気分になります。
陸王を聴いて泣いたのは僕だけではないはず
完成度の高いテレビドラマよりも面白い
正直に言うと、テレビドラマよりも面白かったです。
テレビドラマより面白いと感じた理由は
- プロのナレーターの読み上げに臨場感があり
- 耳から聴くだけなので自分の想像力を掻き立てられる
- 原作を読み上げるので省かれる部分がない
ここら辺が挙げられるかな?と思います。
高川裕也氏のナレーションが秀逸
この方のナレーションが本当に素晴らしいです。プロの仕事。
- 心地良い周波数のサウンド
- 登場人物のキャラクターによって声質やトーンを巧みにかえる
- ストーリー展開に合わせて熱量がものすごく伝わってくる
ストーリーを聴き始めて1時間もすると、声を聞いただけでいま誰が話しているのか?がよくわかりました。それくらい役柄によって少しずつ声を変えてくれているんです。
オーディブル最初の1冊(無料)は『陸王』で!
陸王が最初の1冊ならきっとオーディオブックの魅力が伝わるはず!
陸王はAmazonが提供しているオーディブルで聴けます。
月額1500円のサービスですが初月無料でいつ辞めてもOKなので
実質1冊はタダで楽しめます!