なぎぶろ

誰かの心に届くような記事を書いています。本の感想、おすすめの映画,英語/その他勉強法,おすすめしたい物/事/場所等,雑記スタイルでゆるく熱く更新していきます。2015年度末までは理系大学院生。

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塾講師歴6年の経験から成績が伸びる/伸びない生徒の特徴と伸ばし方をお伝えする

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どうも、なぎです。

僕は2010年3月~2016年2月末までの6年間、塾講師として勤務し続けてきました。6年間辞めることなく続ける人ってそう多くはないんじゃないかな?この6年間で様々なことを学ばせてもらったので少しでも恩返しがしたいと考えこうしてブログを通じて僕なりに発信するに至ったわけです。

 

第一弾は『成績の伸びる生徒と伸びない生徒の特徴と伸ばし方』

 

その前に僕の為人を知って頂ければと思います。

お時間の許す限り、読んでいただけたら泣いて喜びます。

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まずは僕の塾講師経歴から

「6年間続けてきた」以外の僕の経歴を記しておきます。

興味がなければ読み飛ばしていただいて構いません。

僕の為人を伝えることもこのブログの役割ですので一応、書かせてください。

 

経験値は?~指導人数や合格実績

個別/集団授業を通じて小学生~高校生まで延べ400人程度の生徒を指導してきたわけですが、正確な人数は意外と覚えていないものですね。個別授業だけではなくて、1クラス20人弱の集団授業を3年以上担当させていただいたことで、指導人数がめちゃくちゃ増えたのかもしれません。僕は中・高校生への集団授業が多かったです。「アルバイトの分際で集団授業なんて生意気だ!」と思うかもしれませんが、社員さんと違って僕のような学生講師だと、授業を通じて生徒と向き合うだけでいいので、むしろ質の良いものを提供できていたと思います。そこら辺は後日【塾業界の実態】としてお伝えしますね。指導人数の話に戻ると、チューター業務(質問対応係)を含めたら実際はもっと指導しているかもしれません。高校生の教え子に東大に合格するような生徒は残念ながらいませんでしたが、早稲田や慶応なら毎年合格しています。逆に偏差値40未満の生徒が偏差値50以上の大学に合格するというケースもみてきています。

要するに「多種多様な生徒と接してきている」ということです。

念のため強調しておきたいのは高校生の合格実績は僕の成果ではなく生徒自身の頑張りだと思っているので、僕にとって大学名というのはあまり意味を持っていないよ!ということ。生徒自身の志望する大学に受からせることが僕の仕事でしたからね。

指導科目

指導科目は、国立理系ということもあってほぼ全ての科目。英語・数学・理科がやはりメインではあるものの、古文とか地理なんかも適当に教えていました。来日したばかりの外国人に個別で「日本語」の授業をしたこともあります。たまたま生徒が英語を話すことができたので英語と拙い絵を使いながら授業をしていました。楽しかったなあ!集団授業は英語と数学を担当していました。数学のほうが教えていて楽しいんですが、僕は英語のほうが、適していたみたいです。図が綺麗にかけないから!!!

チューター(質問対応係)として、高校生の進路指導も数多く担当してきました。そのためにコーチングを勉強したわけですが、ここに書くと何を伝えたいのかわからなくなってしまうのでそれもまた後日。

本題の結論を先に書く

成績が伸びる生徒は圧倒的に素直だった。

そしてコミュニケーションを取ることができた

学力の伸びる生徒とそうでない生徒の違いを詳しく記していきます。

 

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【伸びる生徒の特徴は?】

圧倒的な素直さを持っている

これが全てかもしれません。

伸びる生徒は圧倒的に素直。言われたことをまずはやってみるという姿勢を持っていて、ノートはしっかりと取る!宿題はきちんとやってくるし、何事にも言い訳をしない。最高です。こういう生徒は塾講師にとって「お気に入り」の生徒になります。面倒をみたくなって積極的に手を焼きます。皆が明るい声をかけます。圧倒的に他の生徒よりも得をするんですね。学ぶは「真似る」ことからスタートするわけですから、素直さが一番大事。

 積極的に質問にくる

伸びる生徒は積極的に質問に来ている印象です。もちろん例外はあると思いますが、自分で考えているだけだと混乱してしまうことってありますよね?どれほど高い学力を持っていても直面するはずです。質問に来るときに大事なのは「途中までは自分の頭で考えられている」ということ。

自分で考えることができる

上述していますが、わからなくても途中までは自分の頭で考えられていることができている生徒は伸びる。質問に来た時も、答えを聞きにきたわけではなくて「その答えに至るプロセス」を理解しに来ている。そしてプロセスを聞いたら「わかりました!やってみます」といって自らの手を動かしてもう一度考えることができる。これも大事な点です。

 わからないところをわからないままにしない

自分で解決するのか質問をするかは別にして、わからなかったものをそのままにしておくことをしません。高校生にもなると自分で参考書を調べられることがベストですが、中学生以下であればどんどん質問して構わないと思うので、わからないところをそのままにしないようにしましょう。これを心がけるだけで学力の伸び方はだいぶ変わります。

日頃からコミュニケーションを取ることができる

挨拶ができることはもちろん、伸びる生徒ほど大人とのコミュニケーションが日頃からしっかりと取れています。当たり前ですけどね。雑談ができる子は強いです。こちらから「わからないところはある?」と声をかけやすくなりますしね。しっかりと伸びた生徒ほど、大人に対して丁寧語で話していた印象です。これも例外はありますが。

 部活に熱中している

賛否両論ありそうですね。部活でなくてもいいと思うんですけどね。何かに熱中したことのある生徒は強い。勘違いしてほしくないのは、必要条件ではないよ!ということ。傾向として、部活に熱中している子のほうが学力も伸びているというだけ。ただ「なんとなく」部活をやっているよりも、せっかくだから上手くなりたい!とか、チームのために頑張りたい!と思っている生徒は学力の伸びも比例してくる印象を持っています。勉強に対しても引退してからですが腰を据えて取り組むことができるからでしょう。そこそこの進学校で野球部だった生徒なんかを例に出すと、高校3年の夏前まで偏差値40とかなのに、そこから猛勉強して現役で早稲田大学(偏差値70くらい)に合格しちゃうんですから、恐ろしいですよね。

【伸びない生徒の特徴は?】

できない言い訳を並べて言われたことすらやらない

「忘れてた。忙しかった。部活で時間がなかった。わからなかった。」もう、言い訳は論外です。ええ。素直さがないと言い換えることもできます。ここを無理やりでもやらせるのが塾講師の務めなんですが、そこまでやっている先生なんてなかなかいませんでした。面倒ですからね。これも後日塾講師の実態として記していきましょう。

思考停止状態で質問に来てすぐに「答え」を求める

考えもしないのに「わからない」と持ってきてしまう生徒というのは、その場で答えを求めてしまいがちです。そして答えを教えてもらって満足する。賢い子ほどズルをするわけですね。出来る気になって終了です。後日解こうとしてもプロセスを理解していないのでできるはずがない。出来ない子の典型例は「先生、この問題の答えなに?」です。

「家で勉強しているから」という理由で塾には来ない

このタイプの生徒は8割くらいの確率で伸びません。家で勉強ができるタイプなのであれば、そもそも親は学習塾に入れませんからね。授業のない日であっても自習に来る姿勢が大事なんですね。塾に来れば「何をやればいいのかわからない」なんてこともないですし、自習の途中で寝ていたら、気付いたタイミングで講師が起こします。家だと誘惑が多いですからね。

何かに夢中になった経験がない

部活が良い例ですが、何かに熱中したことのある経験がない生徒は勉強に対してだってモチベーションを保つことができません。親である皆様は小学生くらいの頃に何かに熱中させる経験をさせておいたほうがいいでしょうなければ部活にぶち込む!!

日頃の会話(雑談)ができない

伸びない生徒は雑談すらできません。多くの場合、挨拶すらままならないです。塾講師も人間ですからそんな生徒が「お気に入りの生徒」としてブクマされるわけがないですね。そうなるとこっちから気にかけることがなくなります。学生講師はもちろん、社員さんだって人間ですからね。仕事とはいえ好き嫌いが全くない先生など存在していません。肝に銘じておいてください。

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ここまで書いて気付いたこと

様々な生徒を思い出しながら書いてみて気付きましたが、伸びる/伸びないというのはほとんど裏と表の関係になっていますね。当たり前といえば当たり前ですが、不思議なもんです。もっと全く別の要素があってもいいようなものですけどね。

じゃあどうすればいいの?という難題を解く

ここまで読んでみると一つの疑問が生まれることでしょう。

 

「学力を伸ばすためにはどうすればいいのか?」

 

子どもを育てる親の立場なのであれば

「学力を伸ばすことのできる子どもに育てるためにはどうすればいいのか?」

 

子どもを指導する学校の先生や塾講師にとっては

「生徒の学力を伸ばすためにはどうすればいいのか?」

 

こういう疑問をお持ちでしょう。

 

これはとても難題です。

唯一無二の解なんて存在しません。

でも、僕なりの考えを記しておくこととします。

 

成績に伸び悩む子どもを育てる親へ

僕が伝えたいことはただ一つ。

成績が伸びないのは子どもがバカなんじゃなくて親の教育が悪い。

 

「勉強しろ」

 

「なんでできないんだ」

 

「またテストが悪かったのか」

 

こんな風に子どもを攻めていませんか?

 

子どもの成績が伸びないのは

親であるあなたにも原因があります。

 

いますぐ子どもを攻めることをやめましょう。

「勉強しろ」と言われてやる気になる子どもはいません。

 

大事なのは親の力で

「やる気にさせること」

 

至極、当たりまえですね。

 

ここで、もう一歩踏み込みます。

 

小さな成功体験を積み重ねることでしか

勉強に対する子どものやる気は起きない

 

僕が一番伝えたかったのはこれ。

勉強より楽しいことってたくさんありますからね。

親がある程度教育(方向性を示すこと)をしないと

子どもの関心が勉強には向きません。

 

世の中には中学3年生にもなって

分数の四則計算ができない子どもがいるんですよ?

ここまでいくとそこまで放置してきた親に責任があると思うでしょ?

 

足し算ができた!楽しい。

掛け算ができた!楽しい。

漢字が書けるようになった!楽しい。

こういう成功体験を積み重ねてこなかったのでしょう。

小さな成功体験は小学生から始まっているわけですね。

親がある程度レールを敷く必要があると思います。

この段階で如何に「楽しい」と感じてもらえるかが鍵。

 

つまずいているならその地点まで戻ればいいじゃないか!

と、優しく背中を押してあげてください。

 

塾講師としての学力の伸ばし方は後日またお伝えするので

興味があったら読者登録のほどよろしくお願いします。

 

まとめ

僕の塾講師としての経歴を記した。

実体験から、伸びる生徒/伸びない生徒の特徴を示した。

小さな成功体験の積み重ねからしかやる気は生まれない!と僕は思う。

 

 

長くなりました。

 

ではまた。

 

なぎ