サークル/部活動選びをもっと真剣にすべきだった。
16卒で社会人となった当時理系大学生(私)から
新たに大学生になる皆さんに向けて
ちょっとお節介な記事を書いておこうと思います。
サークル/部活動の選び方と
そのメリット・デメリットを
実体験から後悔とともに赤裸々に綴ります。
振り返ってみればサークル/部活動って
大学生活の充実度だけでなく
社会人になってからの満足感....
要するに、人生の豊かさを左右する。
そんな重大な選択の1つだと思うんです。
(やたら長い記事ですがあしからず。)
【後悔】箇条書きするよ!
- サークルだけでなく部活動の見学にも行くべきだった。
- 親友はサークル以外(学科)でできた!(テストも余裕)
- 複数のサークルに所属した結果、活動は疎かに。
- サークルにはほぼ間違いなく嫌な先輩がいた。
- 活動費は馬鹿にならないくらいかかる(マジで無駄)
- いっそサークルに所属しない選択肢もありだったと思う。
まずは私の後悔(ほぼ結論)を箇条書きでお伝えします。
こうならないような行動をしてもらえれば
もはや記事を読む必要がないかもしれません。
【結論】サークル選びに失敗
詳細は割愛しますが、いろんな理由があって
私は3つの運動系サークルに所属していました。
どのサークルも週1~2日の活動を行っていて
飲み会などのイベントも頻繁にありました。
その甲斐あってか...
サークル→バイト→サークル→サークル→バイト...
こんな感じの典型的な大学生に変身したわけです。
サークル(飲み会)のためにバイトする日々。
当時は最高に楽しいと思っていたけど
今思えば本当に無駄な時間だったなあと思います。
もちろん、金銭的にも無駄無駄....むだああぁぁ!!
そう、私はサークル選びに失敗したんです。
いまでも繋がっている人間関係なんて
数百人の知り合いの中で1人か2人くらい。
こうなってしまった理由を考えてみると
「サークル/部活動のメリット・デメリット」
これらのしっかり理解できていなかったこと。
サークルがどういうものなのか知らないために
サークルの選び方をわかっていなかったこと。
サークル活動に対して真剣に取り組めなかったこと。
この3点だと思うんですね。
【入学当時】部活よりサークルとバイトでしょ!
部活よりサークルとバイト。当時の私と同じような考えを持っている人はこの記事を最後まで読んで再考してみてください。
/ここから昔話
私の高校時代は部活に明け暮れていた日々でした。キャプテンとしての責任感からか休むこともなく熱心に取り組んでいたと記憶しています。その甲斐あってかそこそこ燃え尽きることができ「大学ではあんなに辛い部活には入らない」と心に決めて進学し、サークルに所属することにしました。それが当たり前だと思い込んでいたんですね。加えて「学業と両立させるため」という大義名分があるので、部活動については選択肢に入れることすらしなかったんです。部活=忙しいという固定概念があったから。
大学入学当時の思考を振り返ってみると以下の感じ。
「高校まで部活動を頑張ってきたし、大学は続けなくていいかな。せっかく大学生(=ほぼ大人)になったんだから、自由なお金を得るためにバイトしたいな!部活に入ったらバイトできなそうだから見に行かなくていいや。でも友達とか知り合いの先輩はいて欲しいからサークルには入ろっかな!」
振り返ってみれば愚かな考えでした。
/ここまで昔話
社会人になったいま、周囲を見渡してみると、部活とバイトと学業を全てこなす人はたくさんいるしそういう人がとても輝いて見えるんですよね。同期や先輩を見ても、半数近くがそうだと思います。自分がなりたかったのはそういう人だなあ!なんて思うわけです。部活に入ることが正義!というわけではなくて選択肢の一つとして部活見学に行くべきだった!心からそう思います。今まで続けてきた競技/種目がある人なら関係する部活動は覗いておきましょうね。
部活、やればよかったなあ。
サークル/部活動を選ぶときは真剣に。
今日お伝えしたかったことの1つ。
慎重かつ真剣にサークルを選んでほしい。
あとはサークルのメリット・デメリット
これを知っていただけたら幸いです。
サークルのメリットを述べておく
部活のメリットは他の人に任せるとして...
3つのサークルに所属していた僕の実体験を振り返って
サークルのメリットを述べておこうと思います。
【知人?友達?】学科を越えた繋がりができる
学科を超えた繋がりって部活やサークルに入っていないとなかなかできないんですよね。特に、理系のみなさん!女の子と話すチャンスなんてサークルくらいしかないからね?もうね、これだけは声を大にして伝えておきたい。コミュ力に自信のある人は一般教養の授業で隣りになった異性に話しかけたりして友達を増やしてみると良いかと思いますが、かなり苦戦するはずです。その点、サークルは本当に便利でした。
規模の大きなサークルに所属したり、複数のサークルに入ると、意味わからないくらい知人(=顔見知り、もとい「よっ友」)が増えますから。今でも繋がっている人が何人いるかって?片手でおさまる...って、言わせないでよ。
【恋人?】将来の旦那/奥さんかも?
「サークルなんて出会うためのツールでしかない」
「なぜこのサークルを選んだかって?女の子が可愛かったから」
「サークル内恋愛が盛んだったから入ったというのは...内緒ね」
#どこかで耳にしたセリフたち
ここまで極端な考えの人は少ないですかね。
でも言葉にしなくとも「異性と出会えたらいいなあ」
という考えの人は多いはず。
1つだけお伝えさせていただくと
サークル内での恋愛は確実にあります。
僕が所属していた3つのサークル全てで
どの時期でもカップルは存在していましたから。
ちなみに、就職後に結婚したカップルは5組。
同期・先輩含めてなので少ないかも?
【過去問ゲット!】テストの際に困らない
大学の単位取得は正直なところ過去問がないと辛いです。
出題範囲が教科書1冊!ということもあるので
傾向をある程度掴むためにも必須なんですよね。
担当教授が変わって過去問がなかったときは
単位取得にめちゃくちゃ苦労しました。
サークルに同じ学科の先輩がいれば
だいたい過去問を手に入れることができます。
ただ、学科の友達がいれば万事解決で、
横の繋がりから手に入れられることが多いです。
「過去問を手に入れられる確率が高い」
...メリットということにしておきましょう。
【共通の趣味】同じ種目っていいよね
「共通の趣味を持った友人に出会えたこと」大学生活が充実したものになった要因の1つ。サークルで選んだ種目が趣味!ということが結構あるわけですね。サークル内でバイク好きが集まってツーリングをしたり、クルマ好きが集まってドライブしたり...ボルダリングチームが結成されたりと、共通の趣味をもった集まりができるのも自由度の高いサークルならではのメリットかな?部活でもできるかもしれないけど、(一般的に)部活は忙しいからなあ。
【飲み会/イベント/旅行】みんなでワイワイできる!
これはメリットでもありデメリットでもありますね。
飲み会や各種イベント(BBQ!ドライブ!ハロウィン!クリスマスパーティー!鍋パ!タコパ!餃子パ!)旅行などなど。サークルは本来の活動以外にみんなでワイワイすることが好きな人たちの集団です。部活動よりも群れている場合が多いでしょう。ワイワイすることが好きな人にとっては本当に天国!タコパだけで10回はやっていると思いますが、なんであんなに楽しいのかなあ...?あの雰囲気、好きです。ただ、○○パーティー系は個人宅で行われることが多いので、人間関係がめんどくさいことになっていると「あいつ誘うとあの子が来れないから内密にやろう。」みたいなことが起こります。あれ、いつの間にかデメリットになってるぞ...。ワイワイするのが好きな方にとっては圧倒的にメリットです。
【就活ネタ】問題解決時のあなたの役割は?
サークル活動は真剣に取り組めば十分に就活ネタとして通用します。大事なのは役職なんかではなく「あなたが周囲とどのように関わったか」ということ。「サークルでキャプテンを務め~」なんていらないですからね。何か問題に直面したときに自分の役割は何で、どんなことを考えて、どのように取り組んだか。そのときの周囲との関わりは?そんなことを伝えればOKです。もちろんエピソードベースで...ね。ここら辺は就活の話になってしまうのでまた別の機会にしましょうか。
ただ、就活ネタが欲しくてサークルに入るなら
時間の無駄なのでやめておきましょう。
もっと他のことに時間を使って、学生のうちしかできない経験をしておいたほうが良いでしょう。当時の僕は思いつかなかったので、とりあえずサークルに所属しました。とりあえずサークルに入っておけばネタがゼロ!という最悪の辞退は避けられます。
逆にデメリットは何?
【人間関係】めんどくさいことも多いよ
メリットの中でも書きましたが
「顔見知り=知人(よっ友)が増える」
といいました。彼らと学内ですれ違うと
僕「おいっすー」
顔見知り「お!おつかれーい!」
疲れてもいないのに「おつかれー」と言われます。
大学生あるあるだと思うんですが
やたら「おつかれ」を乱発するんですね。
同期ならまだしも...先輩だと少しめんどくさい?
本当に面倒だったのは、
「サークル内恋愛、破局後の空気感」
これ以上の説明はいらないですかね。
【お金】年会費/活動費/飲み会/イベントetc.
新入生のときは諸々免除されますが...
2年生以降は免除されていた分も加えて負担になります。
私の所属していたあるサークルの場合こんな感じ。
新入生のとき
- 年会費:0~1万円
- 活動費:100~300円/回(約3000~9000円/年)
- 飲み会費用:約1000~3000円/回(約~5万)
- 旅行その他イベント費:約3~10万/年
- 合計:5万~16万円
2年生以降
- 年会費:1万円
- 活動費:100~500円/回(約5000円~2万円/年)
- 飲み会費用:約3000~5000円/回
- 新入生歓迎費用:5000円~1万円/年
- 旅行その他イベント費:約5~10万/年
- 合計:5万~25万円
色々とごちそうしてもらえる1年生のときですら、年間約5万円はかかります。2年生以降は自分の取り組み方次第ですが...(飲み会/旅行等のイベントへの参加率による)20万近くかけてしまったこともありました。"意外とお金がかかる"ということを覚えておいてください。
ちなみにサークル活動を仕切る【幹部】になると
こんなもんじゃありません。
幹部だった友人の場合
- 年会費:1万円
- 活動費:100~500円/回(約5000円~2万円/年)
- 飲み会費用:約5000-10000円/回
- 新入生歓迎費用:5~20万円
- 旅行その他イベント費:約5~20万/年
- 合計:20万~80万円
幹部は少なく見積もっても20万円は使っていたはず。
「学費以上にサークル費用をかけた!」
というサークル幹部もいたくらいですので
気合を入れて取り組もうとすると
意味わからないほどお金がかかります。
念のため、覚えておいてください。
サークル所属前に「ぶっちゃけ、どれくらいお金がかかるのか?」を先輩に聞いてみましょうね。
【真剣度】強制力はほとんどない
サークルですからね。
「練習はほぼ強制参加!」という方が稀で
「来られるときに来てねー!」というゆるーい感じです。
なので、固定メンバー+αで活動することになります。
スキルを磨きたい!だとか
大会で優勝したい!なんて思っている人からすると
少し真剣度が足りないと思います。
サークルで「頑張ろうよ!」みたいな雰囲気を醸すと
「だったら部活に行けよ」
「ここはサークルだぞ?」という冷たい視線を感じます。
真面目にやりたいなら部活へどうぞ。
もちろん、そうでないサークルがあるのも知っていますが
7~8割のサークルはこんな感じです。
部活はいやだっ!という人は
真面目に取り組んでいるサークルを
慎重に選びましょう。
どんなサークルがおすすめ?
「競技として楽しく取り組めそうなもの」
抽象的ですが、おすすめです。
「学科の友達が入るから...」
「雰囲気が良かったから...」
「先輩が良い人だから...」
「女の子が...(略)」
そういった理由で選ぶと痛い目に合います。
(私はあいました。)
まず、先輩はいずれいなくなります。
そして新入生を勧誘している先輩たちは
サークルの幹部と呼ばれる上澄みの方々。
新入生を入れるために、必死に装っていて
新入生を歓迎するときだけ良い雰囲気!
なんてことは往々にして存在しています。
競技として楽しめそうばものに入らないと
なかなか続かないですよ(実体験)。
- サッカー経験者ならフットサル。
- 野球経験者なら野球。
- 歌が好きだからアカペラ。
- 硬式・軟式テニス部だったならテニス。
- スラダン好きならバスケ。
- 楽器ができるなら軽音。
- 心機一転、ダンスにチャレンジ!
- 心機一転、アルティメットにチャレンジ!
「競技として楽しく取り組めそうか?」
ぜひ、頭の片隅に入れておいてください。
【まとめ】3つの質問に答えよう
上記を踏まえてサークルを決める(選ぶ)段階のあなたに送りたい3つの質問を箇条書きでまとめておきます。参考にしていただければ、幸いです。
- サークルではなく部活動も見学したか?
- 想像以上にお金がかかる覚悟はあるか?
- 競技として楽しめそうなものか?
*ちなみに学業との両立について一切触れていませんが
サークルに精を出しすぎて留年だなんてことのないように
学業第一でいきましょうね。
"苦しい受験を乗り越えた反動"で
遊びすぎないよう願っています。
素敵な大学生活になりますように。
ではまた
なぎ