どうも!なぎです。
早いもんで社会人2年目も3ヶ月が経ちました。
自動車関係の研究開発にどっぷりつかっています。
辛い楽しい辛い辛いわからない。
毎日毎日、そんな感じの心境です。
最近、仕事が出来ない自分に本気で悩みました。
この1ヶ月間ブログが全く更新できなかったのは
本当に仕事が辛すぎて、どん底だったから。
- 会議で飛び交う言葉がわからない
- 上司からの指示を理解できない
- こんな仕事をやりたかったの?
- 調整業務ばかりで嫌気がさす
- 先輩がやれば数分で終わることに1時間以上かかる
- 先輩からの放置プレー
- 抱えている仕事量は増加の一途
- 専門知識の取得が間に合わない
- おじさんが全く仕事をしてくれない
不平不満を挙げだしたらキリがない。
具体例を挙げておきますね。
上司『◯◯を調べてみてまずは△△を計算してみよう。××をみて前提条件も考慮してね。結果はたぶん☆☆みたいな感じになると思うんだよねぇ、わからないけど。やり方がわからなかったら誰かに聞けば教えてくれるはずだから。』
なぎ『はい...やってみます』
上司から指示を受けても手が止まる。
作業レベルまで落ちているはずの指示なのに。
記号のところすべてわからないから。
他にもこんな状況だったり。
上司『君はどんな結果が欲しくてこれをやるの?そもそも◯◯の値が増えると××は減るっていうのはわかる?わからなかったら調べて。つまり◇◇と☆☆が重要で、条件は□□にすればOKなんじゃない?』
なぎ『(やべぇ...何もわかってなかった)調べ直してみます...』
専門知識がなさすぎるパターン。
必死に勉強はするんだけど、追いつかない。
もう少しわかりやすいアドバイスをしてくれたらな、なんて泣きたくなることもありましたが、上司の指示出しが悪い!と他人のせいにするのは安易だし、それでは全く成長しないと猛省して1つ1つわかる状態にしていきました。
心がけたのはたった5つのことだけ。
ちょっとずつだけど確実に状況が良くなったので悩める若手社会人の皆さんに向けて、僕が心がけてきたことを書いていこうと思います。これから社会人になる理系大学生/大学院生にも研究開発職のリアルな悩みを知っておいてほしい。
【はじめに】仕事の悩みは全て人間関係に起因する
どこかの誰かも言ってそうなセリフですが、仕事の悩みって大部分が人間関係によるものだと気づいてしまいました。ゼロ秒思考を実践して、自分の思考を殴り書きしたんです。ちょっと読んでみてください。
- 上司から指示されていることがよくわからない
→勉強不足なのが問題だけどさ!
→そもそも指示を一気に言い過ぎだよね
→その都度聞き直してみよう。
→わからないことを教えてくれる優しい人がいればいいのに。
- 上司に怒られるのが辛い
→仕事ができれば怒られないでしょう!
→上司だって人間だから気に入られれば怒られることは減るのでは?
→どんな人が怒られないのだろう?
→仕事ができる人、相談がマメな人、アウトプットを出す人、とか。
- なぜ自分だけたくさん仕事をしなくいけないのか
→仕事をしないおっさんがいるからイライラする
→だっておっさんの給料は2.5倍くらいだよ?
→仕事しろ、ハゲ。
→おっさんに自分の仕事を振れば良いのか。
- そもそも仕事へのやる気が起きない
→職場の人たちを好きになれないんだよな
→こんな人になりたい!っていうロールモデルがいないから
→大好きな人たちと和気あいあい仕事ができればいいのになあ
→自分から他人を好きになる努力は必要だよね
どうでしょう。
仕事そのものというよりも
『誰かとの関係性の中での悩み』ですよね?
やはり人間関係に悩んでいるんだなーと気づいてしまいました。
(ゼロ秒思考、しゅごい。)
人間関係の悩みさえ解決すれば
仕事は自然と楽しいと感じるのでは?
そんな結論に行き着いたのです。
新人が抱える仕事の悩みは5つの心がけで改善した
- 『お菓子』をお礼に!良好な人間関係を。
- 【人間観察】キーパーソンを把握する
- 【質×スピード】60~80点ですりあわせ
- 人に頼るのは悪じゃない!困っているアピールをしよう。
- 【なんでだろう?】インプット・アウトプットを明確にして共有化
僕が心がけた5つのことは上記の通り。
1つずつみていきましょう。
『お菓子』をお礼に!良好な人間関係を。
人間関係を良好にするために僕はお菓子の力を借りました。お礼のお菓子といっても、特別なものではありません。ただの市販のお菓子です。
いきなりお菓子をあげだすと媚びている感じがしてしまうので、まずは昼休みや業務の合間にお菓子を食べて『こいつ、お菓子好きなやつなんだな』という認識をしてもらいました(笑)僕の机の中にはお菓子のストックがかなりあります。
- パイの実
- せんべい
- クッキー
- アルフォート
- ルマンド
- 各種チョコレート
- ミルキー
- キットカット
- パイン飴
- のど飴
- etc.
常時5種類くらいは蓄えています。机の一段まるまるお菓子ですからね。甘いものからしょっぱいものまでだいたいのニーズに応えられる『個別包装された』お菓子たち。
渡しやすさと美味しさで選んでいるつもりです。ちょっと無理してお願いしなきゃいけない状況だったり、困った!って状況で助けてもらったりするときに大活躍してくれます。(一緒に食べることも多いんだけれども。)
どんな効果があったのか?―人間関係が明らかに良好になった。先輩がわざわざ僕の席の近くまで来て教えてくれるようになったり、(お菓子を食べに来るついでに)こまめに進捗を気にかけてくれるようになったり。
仕事の進むスピードが圧倒的に早くなったんですよね。
食べ過ぎて太る!というのが唯一のデメリット。
マジで、おすすめです。
【人間観察】キーパーソンを把握する
『誰に何を聞けば良いのか』を把握することが仕事ができるようになるために必要だったな!と痛感しています。このとき、『あの人はこのことに詳しい』ということだけではちょっと物足りないので注意してください。
具体的には、以下のことを把握しておくよう心がけました。
- いまどんな業務を担当しているか?
- 過去にどんな業務をやって来たのか?
- 何に興味がある人なのか?
- 趣味や得意なことはなんなのか?
- 面倒見の良い人か?
- 周囲からはどんな評価か?
このくらいまで把握していると良いでしょう。
僕は日頃の雑談等のコミュニケーションで知ったことをExcelシートにメモするようにしています。フィルタ機能をつかってソートをかけられるのが便利なんですよね。
趣味なんて必要!?と思うかもしれませんが、技術畑にいるからか、趣味も意外とバカにならないんですよ。
- あの人は◯◯に詳しいよ。趣味で△△をやってるから××を話し出したら止まらない。良いアドバイスもらえるかもしれないから聞いてみな!
日頃の会話の切り口にもできるし、仲良くなるチャンスでもあるので趣味の話をする仲をぜひ目指しましょう。
【質×スピード】60~80点ですりあわせ
『独力で100点を目指す必要がない』
このことに気付いてから、仕事の進みが圧倒的に早くなりました。自分が100点だと思っていることでも、先輩や上司からしたらせいぜい50点くらいなものなので、60~80点くらいの出来で、すりあわせの時間を設けてもらいましょう。この段階方向性を修正したり、上司の考えをうまく折り込んみながら進めていくだけで、仕事の進みに劇的な変化が生じるはずです。
(ちなみにこの記事も自己評価80点くらい)
人に頼るのは悪じゃない!困っているアピールをしよう。
日頃から良好な人間関係を築いていることが大前提ではありますが、仕事は自分一人で抱えていても全く進みません。自分の頭で考えて、意見を持った上でアドバイスを求めるのがベターでしょう。最も大事なのは困っているときに声を大にして困っています!ということ。もちろん、質問の仕方は工夫する必要がありますよ。
- 調べ方がわからない。
→◯◯を知りたくて、××と△△を調べたんですが有益な情報がありませんでした。他に何か手はないですか?
- 業務量が多過ぎて優先順位がつけられない!
→○○さん、業務多すぎて困ってます!(笑) たすけてください!あと、優先順位に悩んでいます。他部署への影響と納期を鑑みると◯◯、××、△△の順に進めていくべきだと思うのですが、優先順位はあっていますか?
『そう考える根拠』をちゃんと伝えましょうね。
【なんでだろう?】インプット・アウトプットを明確にして共有化。
『なんでだろう?を考え続けるのが仕事』
仕事が作業だけになってしまったら自分(技術者)の存在価値は皆無。そう強く思っても忙しくなると忘れてしまうことがよくあります。大事なのは定期的に、立ち止まって考える癖をつけること。僕は毎朝5分間、1日でやるべき業務の目的を考える時間を設けています。綺麗な文章じゃなくて箇条書きでもいいので、実践してみてください。
『インプット・アウトプットを明確に』
こちらもめちゃくちゃ大事です。
キーワードごとに補足していきますね。
- インプット:仕事に必要な情報や工数を前もってしっかりと洗い出すこと。簡単にでも良いので目に見える形に、できるだけ定量的にしておく。過去に類似したものはないか?本当に必要なデータなのか?なぜやるのか?背景や目的を深堀する必要あり。
- アウトプット:どんな結果が欲しいのか?(アウトプットイメージ)、そのデータから何を言いたいのか、言えるのか?そのアウトプットの全体の中での位置づけはどんな感じ?
技術者としての仕事の醍醐味とも言えるかもしれない。でも、物凄く難しい。インプットとアウトプットを明確にできる人になりたい。まだまだ未熟ではありますが意識を変えていくだけで『仕事ができない』という悩みは不思議と減っていきます。
- 共有化
『すりあわせ』と近いですが、考えていることを共有できるように資料として残しておくのがベストです。背景・目的・インプット・アウトプットの一連を誰かに説明するつもりで。時間がないのは承知ですが。
まとめ
5つのことを心がけたことで
仕事が少しずつできるようになってきています。
任せてもらえる業務量が3倍になりました。
日々わからないことだらけで苦しいですが
良好な人間関係のおかげで何とかなっています。
『仕事の悩みは全て人間関係に起因する』
これはほぼ間違いないと思う。
皆さんの職場が良好な人間関係でありますように。
ではまた
なぎ