勝ち続ける意志力を読みました。
- やる気がこみあげてきた
- 小さな変化を取り入れるようになった
- 目標と目的の違いを痛感した
- 自分の行動を改めよう!と思えた。
こんなにもやる気の出る本は久しぶり。
『なんかやる気がでない』
そんな人におすすめしたい一冊。
正確には、通勤時間に聴きました。
本記事では名著『勝ち続ける意志力』を
オーディブルで聴いた感想とあわせて
綴っていきたいと思います。
- 結論│プロゲーマーの人生を通じた渾身の伝記
- 読書を超えた│オーディオブックが素晴らしかった
- 【はじめに】著者:梅原大吾氏はどんな人?
- 勝ち続けるとは結果を出し続けること
- 勝ち続けるために必要な3つのエッセンス
- まとめ
結論│プロゲーマーの人生を通じた渾身の伝記
勝ち続ける=結果を出し続ける
そのためのエッセンスを
人生を通じた実体験から
伝えてくれます。
梅原大吾氏の名前は聞いたことがあっても
『勝ち続ける意志力』という本を知っている人は
少ないのではないかと思います。
ゲーム→麻雀→介護→プロゲーマーという
異色の経歴の経緯に触れられるだけでも
読み物として十分面白かった。
『プロゲーマー』という言葉を聞いてあなたはどんなイメージを持ちますか。
- とにかくゲームが好きそう
- ゲームをとことん追求していそう
- 四六時中ゲームをしていそう
- 子どもの頃からゲーセン好き
- 反射神経よさそう
「プロゲーマーだなんて…」
そう思う人もいるのではないでしょうか。
僕の中にも少なからず上記のような
『偏見の念』を持っていたように思います。
日本人初のプロゲーマーとなった梅原大吾さん。
彼の名著『勝ち続ける意志力』を読むまでは。
読書を超えた│オーディオブックが素晴らしかった
本の内容を耳で聴いて、ここまで心に響く(記憶に残る)とは思いませんでした。
Amazon注力事業の『オーディブル』を利用し
通勤時間に聴きました。
いままで移動のみだった無駄な時間が
知識をインプットする有意義な時間に。
【はじめに】著者:梅原大吾氏はどんな人?
多くの格ゲー大会で
長年、勝ち続けている
めちゃくちゃ凄い人。
ゲーム→麻雀→介護→ゲーム...と
異色の経歴を持っていることを
本著の中で解説してくれています。
ゲームの世界では知らない人はいないほど有名らしい。
格ゲーの世界は、年齢とともに反射神経が落ちて『勝ち続ける』ことは物凄く難しいと言われているらしいのですが、年齢に関係なく勝ち続けることができている
2010年8月に「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」として、ギネス・ワールド・レコーズに認定された。
ギネスに載るくらい勝ち続けているんですね。
勝ち続けるとは結果を出し続けること
勝ち続けるといわれてもイマイチ、ピンとこない。勝負の世界に身を置いていない僕のような一般人の場合は
『結果を出し続ける』
こう言い換えて読み進めてください。
勝ち続けるために必要な3つのエッセンス
1.変化と成長
2.思考と努力
3.目的と目標
3つじゃないじゃん!6つじゃん!
結果を出し続ける(勝ち続ける)ためには
これら3つのエッセンスが必要だと感じました。
僕が感じ取ったことですのであしからず。
1つずつ解説していきますね。
1.変化と成長│『小さな成長のために変化し続ける』
どんなに小さな変化でも良いから
変化することを恐れないでほしい。
繰り返される言葉の中で
ヒシヒシと伝わってきました。
変化するときに大事なのが『変化した後に上手くいくか?は問題でない』ということ。
変化した後の結果が悪くなるかもしれないと考えてしまうと、多くの人が変化すること自体を辞めてしまう。
この言葉にズキッとしてしまいました。
僕も思い当たる節があるなあと。
変わらない方が楽だし、現状では上手くいっているんだからこのままでいいんじゃないかな?なんて思うことがあるんですよね。どんなに小さな変化であっても、変わることって不安になりますからね。
でも、変化をしなかったら成長はない。
ゆえに、たまたま1回結果を出せたとしても
結果を出し続けることはできない。
実体験のエピソードを聞くと
思わずうなってしまいます。
2.思考と努力│『自分の頭で考えろ』『背伸びせず、正しい努力を』
どんな成功者も絶対に言うことの1つが『自分の頭で考えろ』ということ。聞き飽きるくらいに様々な人たちが声高に伝えていますよね。本著でも然り。
小・中学生だった頃の著者の思考力に驚かされました。
- 将来の夢この中から選べっておかしいよね
- なんで『冒険家』は選べないの?
- なんでみんなは受験勉強をするの?
- なんで就職先を決められるのだろう?
- それって本当にやりたい仕事なのだろうか?
エピソードがどんどん飛び出してきました。
すごい少年だ。
『自分の考えろ』ってどういうこと?│疑問を深く・広く掘り下げていく
そんな人のために、本の中でもわかりやすく解説してくれています。
例えば、鳥が飛べるという「事実」に対して
- 鳥はなぜ飛べるのか?
- 鳥は翼があるから飛べるんだ。
- 翼がないと飛べないのか?
- そもそも飛ぶ必要があるのか?
このように思考を深く(広く)掘り下げていくことを『考えること』だと言っています。視点・視座を変えて考えてみるということが大事なのだと。
『間違った努力』では勝ち続けられない│その努力、10年続けられますか?
「間違った努力がある」ということにも
きちんと触れていて、妙に納得感を覚えました。
「ただ闇雲に頑張れ」という精神論ではなく
正しい努力をせよ。というメッセージを受け取りました。
その努力を10年間続けられますか?
この問いに対してyesと答えられる範囲で努力する。
1日15時間勉強しました、という受験生がいて凄いなあと思うけれど、無理をした努力は背伸びにすぎない。短期的には結果を出せたとしても長続きはしない。
この言葉もまた、重みがありました。
『10の力で満足しない』│全ての可能性を試し、11の力を手に入れる
中2病かと錯覚してしまう言葉ですが...
10の力では勝ち続けられないということです。
『10の力』というのは、ゲームでいうなら攻略本通りにやれば手に入る力・誰もがたどり着く最適な答えという感じ。そこで満足をしてしまったら決して勝ち続けることはできないのだと。
変化を取り入れて、すべての可能性を模索する努力をする。そうすれば、11・12・13の力を手に入れることができるのだと。
うーん、わかったようなわからないような。
ベンチマーク│強い人を真似ることにこそヒントがある
誰がみても麻雀の強かったTさん。普通の人は10分程度見るだけで「ああやっぱり強いな~」と思って辞めてしまう。僕は時間の許す限り、日によっては1日9時間・10時間と打ち筋を見ていた。
強い人、成功者から技を盗む。
世界No.1になった人でさえも、最初は先人に学ぶことからスタートしているという当たり前の事実を改めて知りました。
なぜその配を切ったのかわからないときには、自分の中で仮説をもって『こういう理由で切ったんですか?』と聞いて答え合わせをした。
『自分の頭で考える』からこそ強くなる。
以上がゲーマーから転身して麻雀を始めたときのエピソード。 これもまた、勝ち続ける努力のヒントだと感じました。
3.目的と目標│勝つこと自体を目的しない
勝つことを目的にしてしまった大会では、ことごとく勝つことができなかった。
このエピソードは非常に面白かったですね。
目的(ゴール)に到達するために、目標(ターゲット)があると考えるとわかりやすいかもしれません。1つ1つ目標をクリアしていくと、いつか目的に到達できるというイメージですね。
『自身の成長』を目的(ゴール)にし
『大会で勝つこと』は目標の1つ。
こうすることで大会に気負わず挑めた。
ゆえに勝率がぐんとあがった。
負けることがあっても結果に一喜一憂せず、
精進できたんだとか。
自分の人生に置き換えてみると
- 受験でいうなら大学入学が目的ではない
- 就職でいうなら入社が目的ではない
あくまでも『自分の人生を豊かにする』という大きな目的の中の手段(1つの目標)でしかないということですよね。大事なことですが、忘れがちなので覚えておきたい。
勝つことに執着している人間は、勝ち続けることができない。
『自分のスタイル』を確立してしまい
それに固執するとどこかで必ず負けてしまう。
実体験からそのことをうまく伝えてくれていると感じました。
まとめ
やる気がみなぎってきた。
ゆえに勢いで記事を書いてしまいました。
実体験のエピソードがベースなので
オーディブルに適した本だなあ、と。
ではまた
なぎ