【追記:2018/11/11】
「突き抜けたいなら、まずは本を1000冊読みなさい」
尊敬する大人からそう言われて過ごした大学生活。
振り返ってみて、強く感じることがあります。
大学生が本を読むときに大事なのは?
タイミング。
タイミング次第では『人生が変わってしまう』
それほどのインパクトがあると思う。
タイミングが大事なのはわかっていても
いつ/どんな心境で/どういった知識を持って
その本を読むべきなのか?
読書のタイミングって難しいんですよね。
僕も本から刺激をもらったことが数多くあります。
でも「大学入学当初に出会っていれば...」なんてこともしばしば。
逆に、大学入学当初は全く響かなかったものが
卒業を間近に控えたタイミングに読んだからこそ
胸にグサッと突き刺さるような衝撃を覚えたり。
大学院入学後に出会ったからこそ
難解な本にも腰を据えて向き合うことができたり。
皆さんもそんな経験をしたことってないですか?
いろんなところで「大学生におすすめの本」が紹介されていますが、それらの本をどのタイミングで読むかなんて全くどこにも指標がないな、と思ったんですね。
この記事では、僕自身の経験から
大学生におすすめしたい本を
学年毎に分けて記していこうと思います。
先に『本のマップ』を示します
何から読めばいいの?と思うはずなので
先に簡単なマップを示しておきますね。
横軸を難易度(主観)/縦軸を優先度(おすすめの度合い)でつくってみました。
上に行けばいくほどオススメです!
右にいけばいくほど難しくなってます。
(内容/文体/長さ/専門性etc.様々な要素から難しいと判断しています。)難しいというよりも、手頃じゃないという表現のほうがいいかもしれません。
もちろん30冊どれもおすすめ!なんですが
その中でも上の方にある
オレンジの影付きがおすすめ!
ということになりますね。
30冊の中での相対値であり
完全なる主観ですので予めご了承ください。
では、1冊ずつ内容の紹介にうつりましょう。
【読書革命】Amazonオーディブルが凄かった
『ボイスブック』は読書に革命を起こしていると思う
Amazonオーディブルは
Amazonが提供するオーディオブックのこと。
ボイスブックと謳っていますね。
読んで字のごとく『耳で聴く読書』です。
本の中身を心地よく音読してくれます。
少し前に話題になった『多動力』など
体験をするだけで有名本が無料で読めますよ。
もともとは月額1500円のサービスなので
課金が嫌な人は『30日経つ前に辞めればOK』
無料体験期間中、いつでもやめられます。
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【大学生】1年生/2年生におすすめの本10冊!
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大学入学当初は受験戦争からの解放でとにかく遊びたい!みたいな欲求が強かったように思います。2年生は生活にも慣れてきた頃で「大学ってこんなもんか」「就活はまだまだ先だし、今を楽しもう」なんて考えている頃でしょうか。(僕はそうでした)そんな心境だからこそ読んでほしい本を並べていきます。まずは「本を読む楽しさ」みたいなものを持てるような本を紹介しますね。
【古典本】学問のすゝめ*
「天は人の上に人を造らず」のフレーズであまりにも有名な名著。「なんで勉強しなきゃいけないの?」という素朴な疑問に明確な答えをくれる、そんな一冊。大学時代に勉強しようと思えたのはこの本に出会えたから。まずはこの本を読んで、学問の意味を見出そう。適度に短く、テンポよく読めるのであまり本を読まない人にもおすすめです。福沢諭吉×斎藤孝。この組み合わせが最高だと思うのは僕だけでしょうか。現代語訳で十分です!
【歴史小説】坂の上の雲
司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
長編歴史小説。全8巻!明治の時代を生きる主人公らが「新しい日本をつくっていくんだ!国を良くしていくんだ!」という大きな志を持って展開される(実話とも思える)壮大なストーリー。とにかく面白い。読んでいて何度も胸が熱くなります。時間のあるうちにじっくりと腰を据えて読んでおきたい不朽の名作。
【小説】深夜特急
インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!
主人公の青年が放浪のなかで感じた”リアル”が描かれている。非常に中毒性があると言われている本のため、この本を読んだことがきっかけで会社を辞めて旅に出ちゃう人がいるらしい。大学1~2年生の間に出会えていたら、僕もきっと旅に飛び出していたと思う。(大学院生で読んだとき既に遅し…)とにかく読了後には「旅に出たい!」そう強く思わせてくれる名著。
【小説】永遠の0
「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
第二次世界大戦時に、ゼロ戦の名パイロットとして活躍した主人公の生き様を描いた小説。昨今、著者の言動等から批判されてしまうこともあるこの本ですが、戦争を体験していない僕らにとって間違いなく一読の価値がある一冊だと思います。映画の完成度も非常に高いのですが、活字で追いながら想像力をフルに発揮して読んでもらいたい。大学生が戦争について本気で考えるきっかけになればいいな。
【小説】砂漠
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決……。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。
大学4年間というモラトリアムに何を感じ、どう過ごすのか?個性の強い大学生たちが奏でる青春小説。正直、伊坂幸太郎ファンとしては全作品を読んでいただきたいですが、せっかくなら登場人物が同世代の大学生になっているこの本をオススメしようかと。「あいつなら砂漠に雪を降らすことができるかもしれない」そんな友達に出会うための大学生活にしようと思いました。
【小説】星の王子さま
本書は、ストーリーの展開を楽しむ意味においては子ども向けだが、むしろ大人向けのメッセージに満ちていて、本来人間には「心の目」が備わっているということを呼び起こされる。(中略) キツネの言葉「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目には見えないんだよ」は著者からの、大人、そしてこれから大人になる子どもたちへの警鐘なのかもしれない。(加久田秀子)
「大切なものは目に見えない」このフレーズが心に突き刺さったことをよく覚えています。目に見える範囲で物事を判断して満足していた自分がいたから。当たり前ですがストーリー展開は子ども向け。でも、大人になって読んで初めてメッセージが突き刺さる。ぜひ改めて手にとってほしい名作です。
【経済】金持ち父さん 貧乏父さん
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。最初に読むべき「お金」の基本図書。
お金に関する本を一冊くらい読んでおいたほうが良いだろうということでランクイン。お金に関するリテラシーを説く著書。『あなたのポケットにお金を入れてくれるものが資産、あなたのポケットからお金を奪っていくのが負債』
では、資産はどうやって築くのか?
【自己啓発本】ゼロ/堀江貴文
誰もが最初は「ゼロ」からスタートする。失敗しても、またゼロに戻るだけだ。決してマイナスにはならない。だから、一歩を踏み出すことを恐れず、前へ進もう。
大事なのは小さなイチ(行動)を加えていくこと。スタートはゼロで、ゼロに何をかけ算してもゼロでしょう?そんなメッセージを受け取った。大学に入学したての頃に読みたかった。思考停止は悪だ!詳細はレビューでどうぞ。
【読書】3年近く前にホリエモンのゼロを読んだ話 - なぎぶろ
【自己啓発本】夢をかなえるゾウ
「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。ベストセラー『ウケる技術』の著者が贈る、愛と笑いのファンタジー小説。
「ガネーシャの教え」という形で物語が展開されていくなかでわかりやすく具体的に明示してくれるのがこの本の大きな特徴ゆえ、ものすごく読みやすい。いますぐに始められることばかりで日常生活にダイレクトに効いてくるのもGood。早いうちから身につけたい習慣ばかりなので、ぜひ若いうちにおすすめしたい。
【自己啓発本】7つの習慣
全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。
自己啓発本の原典ともいえるこの本は早い段階で読んでおくことをおすすめします。あまりにも有名すぎて、読書をする人でこの本を知らない人はいないんじゃないかと思うくらいです。ただ、読んだだけでは全く身につかないことばかりなので、読む→実践→読む→実践...を繰り返して大学を通じて自分のものにしていくつもりで生活すればよかったなと思います。(僕は読むのが遅かったんです。)
活字が嫌!という人はこちらをどうぞ!
まんがでわかる7つの習慣4 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
【大学生】3年生/4年生におすすめの本10冊
大学3年生にもなると、社会へ出て働くということを意識し始める頃だと思います。「もう大学生活半分も過ぎちゃった…何かヤバイ」「就職活動を控えているけど全くやる気がでない」「無事に就職先は決まったけれど、この選択肢で良かったのだろうか」こういった悩みや葛藤と戦っている時期でしょう。僕もそうでした。そんな時期だからこそ読んでおくべき本があると思うのです。
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【古典本】読書について
晩年の著作『付録と補遺』の中から「思索」「著作と文体」「読書について」の三篇を収録。「読書とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく」――鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、山なす出版物に取り囲まれた現代のわれわれにとって驚くほど新鮮である。
「突き抜けたいなら、まずは本を1000冊読みなさい」
冒頭のこの言葉には続きがあるんですね。
「そして、早い段階でこの本だけは読んだ方がいい」
尊敬する大先輩から直接言っていただいた言葉。無暗に多読するのではなく自分の頭でしっかりと考えろ!そんなメッセージが刺さる一冊。読書と思考のバランスが如何に大切かを学べます。
【社会心理学】影響力の武器
社会で騙されたり丸め込まれたりしないために、私たちはどう身を守れば良いのか? ずるい相手が仕掛けてくる“弱味を突く戦略"の神髄をユーモラスに描いた、世界でロングセラーを続ける社会心理学の名著。待望の第三版は新訳でより一層読みやすくなった。楽しく読めるマンガを追加し、参考事例も大幅に増量。ネット時代の密かな広告戦略や学校無差別テロの原因など、社会を動かす力の秘密も体系的に理解できる。
「本当におすすめしたい本は、人には教えたくない」そんな気持ちにすらなってしまうのがこの本。とにかく目から鱗。30冊の中で僕は断トツで一番オススメしたい。カモだった著者がその手口を研究し、その成果をまとめた一冊。この本の素晴らしいところは、様々な事例の裏には数々の実験結果がついているという点。つまり「証明されている」わけですね。社会心理学者が証明した人に影響を与える6つの法則は、返報性/コミットメントと一貫性/社会的証明/好意/権威/希少性。どの法則も何度も繰り返し読んで腹落ちさせておきたいところ。
繰り返しますが
一番おすすめです!!!
【教養】リーダーシップの旅
社長になろうと思って社長になった人はいても、リーダーになろうと思ってリーダーになった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。(中略) リーダーシップはだれの前にも広がっている。何かを見たいという気持ちがあれば、可能性は無限に膨らむ。自らが選択し行動することで、人は結果としてリーダーと呼ばれるのだ。
多くのリーダーや古典からの引用があることでイメージしやすい点がGood。リーダーシップを手っ取り早く身につけたい!という人には全く向かない本ですが、リーダーシップが形成されるまでの本質を掴みたいという人には最適の本だと思います。「旅」という言葉のチョイスが個人的に好き。
【思考法】ゼロ秒思考
【ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング】は読んだ直後からできる思考法。トレーニングを続ければ感情×論理をうまくコントロールすることができるようになるはず。意識高い系の大学生におすすめしています。
【自己啓発本/就活前】置かれた場所で咲きなさい
Bloom where God has planted you.
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。
就活を迎える大学生だからこそ読んでほしい一冊。本当に崖っぷちのときに読むと辛くなるだけなので、少し心に余裕のある就活前に読むのが良いかもしれません。『信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく』僕はこの言葉が忘れられない。
【就活後】入社1年目の教科書*
ベテランも新人も、今日から仕事への取り組み方や考え方がすぐに変わり、一生役に立つ「指針」となる一冊。東大×MBAで30代でライフネット生命保険の副社長になり、ダボス会議の「ヤング・グローバル・リーダーズ2010」に選出された著者が初めて語る、仕事における原理原則とその具体的方法。
輝かしい経歴を持つ著者の経験から身につけてきた仕事術が具体的に書かれている。【入社1年目の教科書】は入社前に読んでおいてほしい。そして入社後にもう一度、いや何度でも読み直してみてほしい。手元に置いておきたい名著。詳しい内容が気になる方はレビュー記事をどうぞっ。
【就活後】働く君に贈る25の言葉
自閉症の長男、病に倒れた妻……。過酷な運命を引き受けながら、数々の大事業を成功させ、社長に上りつめたビジネスマンの逆風をしなやかに生き抜く「仕事力」と「人間力」とは――。 (中略) 仕事と人生に悩んだときに、心の支えになってくれる一冊です。
人生の大先輩から優しく(時には厳しく)、仕事について、人生について語りかけてくれる…胸が熱くなる…そんな一冊です。
「プアなイノベーションより、優れたイミテーションを」
「君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない」
「君の幸せのために、弱い人を助けなさい。」
心に残る言葉の数々。
手元に置いて何度でも読み返したくなる本。
ぜひご一読を。
【アドラー心理学】嫌われる勇気
本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
流行りの「アドラー心理学」に関する本。
抜群の読みやすさと入門編としては十分すぎる内容。
一回読んだだけで人生が劇的に変化するものではないですが
知識として身につけ、実践できたら人生に変化が訪れるはず。
読了後、きっと他人からの評価を気にしなくなります。
そして怒るという行為が如何に愚かなことか痛感するでしょう。
手元に置いて何度も読み返したくなる一冊。
【ドキュメント】宇宙飛行士選抜試験
2008年2月、日本で10年ぶりとなる宇宙飛行士の募集が、日本の宇宙研究・開発を担うJAXAによって発表された。応募総数は史上最多。そして、選抜試験自体も最難関で熾烈を極めるものとなった。本書は、この選抜試験の取材を日本で初めて許され、さらに候補者10人に絞られた最終試験では一部始終に密着することに成功した、NHKの番組スタッフによるドキュメンタリー。その10人がおかれた閉鎖環境という特殊な状況下で、彼らは何を考え、語り、行動したのかをつぶさに追ってゆく。宇宙という極限の環境において自らの命を賭け、かつ他の乗組員の命をも預かる宇宙飛行士とはどういう職業なのか。その資質と人間力に迫る。
漫画、宇宙兄弟を読んで興味を持ったことがきっかけで手に取った本。世界で最も難しい試験といっても過言ではないであろう"宇宙飛行士選抜試験"。その内容は?受験者たちはどんな人?ドキュメントであるが故に人も出来事も全てがリアルに描かれている点がいいんですよね。
終始ワクワクした気持ちで読むことができる。
宇宙飛行士、すげえんだ。
【社会学】社会を変えるには
〈私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。〉(「はじめに」より)
いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。
読んでいてこんなにも眠たくなった本は他にない。
今の日本の状況に始まり、世界での社会運動の歴史等も触れているからとても勉強になります(同時に眠たくもなる)社会を変えるには「自分が変わる」ことが必要だ。そんなメッセージを受け取りました。
すごく勉強にはなりますよ。
【大学院生】特に理系におすすめの本10冊!
理系院生にもなると、自分の専門以外に興味を示さないことが多い気がします。とにかく研究に忙しいですからね...。気持ちはとってもわかります。研究にどっぷりのめり込むことも重要なのですが、専門外の知識があったほうが長い目でみたらプラスになる!ので、息抜きがてら読書もしてみませんか。そんな気持ちで選んだ本、10冊。
【教養】おとなの教養/池上彰
現代の教養とは「自分を知ること」です。いま、学ぶべき教養とは何か? 現代人必須の7科目とは、「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」。この7つを貫くのは、「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識だ。7科目のエッセンスを講義形式で明快に説く決定版。現代人の「生きる力」=教養の本質が一気に身につく!
自分が如何に無知か(教養がないか)を
知るきっかけになった本。
【現代人必須の7教化】どれも濃い内容!
宗教を毛嫌いしていた自分が情けないですね。
やはり、池上さんの解説はわかりやすい。
できるだけ偏った思想/考えにならないように
中立なスタンスで書かれている点もGood。
社会人になった今、もう一度読んでいます。
(意外と忘れているもんですね)
【教養】リベラルアーツの学び方
リベラルアーツ(教養)とはなにか?
なぜリベラルアーツが必要なのか?を説いた後に
どのようにして身につけるのかを教示してくれる。
全般的にカタログ的内容となっている。
人文、科学、芸術(映画/音楽)etc.
あらゆる分野のリベラルアーツについて
オススメの作品が列挙されているので
この本をヒントに手を広げてみるといいかもしれない。
前述の「おとなの教養」よりも内容が深く、濃い。
教養 is 大事!
【知的財産】知っておきたい特許法
【知っておきたい特許法】これだけ、読書の域を脱しています。専門分野の教科書的な位置づけ。研究者やエンジニアになる理系院生だからこそ知的財産権の基礎は知っておきたいところ。この本をベースに知的財産管理技能検定2級まで取得しました。
【自己啓発本】人を動かす
人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの名著。常に机上において読み返す本として、重厚で華麗な装丁にあらため、四六判・上製(ハードカバー)とし、本文も読みやすく組み直した.本書は、社会人として持つべき心構えを興味深い実例をもって説得力豊かに説き明かして類書の追随を許さない。深い人間洞察とヒュウマニズムを根底に据えた感動の書。聖書につぐ世界的ロングセラー。
「人間関係」を円滑にしてくれる名著中の名著。
僕にとってはまさに「目から鱗」の法則でした。
この本より評価されている本ってありますか?
というくらい有名かつ人気な本ですね。
自分に強い芯のある人には、この本は薬
流されやすく、弱い自己を持つ人には、この本は毒
Amazonレビューでのトップレビューに書いてあった
このコメントが的確だと感じたので引用させていただきますね。
大学生であればいつ読んでもいいんですが
理系院生にこそ敢えて読んでいただきたい。
【物理学】「相対性理論」を楽しむ本
「相対論を楽しむ本」というタイトルは本書の内容を言い当てて妙である。(中略)相対性理論は難解であり「道具」を知らない人は近づくことができないと思われているがそれは必ずしも正しくない。
教養/雑学レベルで相対性理論と向き合えます。
「楽しむ本」なので難しい数式や理解に苦しむ表現は
出てきません!(数式は読み飛ばしても大丈夫!)
著者の「できる限りわかりやすく説明しよう!」
という気持ちが伝わってくる一冊。
研究の息抜きにどうぞ。
【文書】理科系の作文技術
調査報告、出張報告、技術報告、研究計画の申請書など、好むと好まざるとにかかわらず、書かなければならない書類は多い。
このような書類を書く際にまず考えるべきことは、それを読むのは誰で、その文章から何を知りたいと思っているかである。それに応じて自分は何について書くか主題を決め、最終的にこういう主張をする、という目標を定めて書き始める。
(中略)
本書では本論の叙述の順序、論理展開の順序、パラグラフの立て方から文の構造までを解説し、日本人に特有の明言を避ける傾向と対策、事実と意見の書き分けについても触れている。
仕事をするようになって再読中。
物凄く役立つ本だと痛感しています。
【文書】伝え方が9割
【伝え方が9割】は、読んだ上で少し意識するだけ十分効果を発揮する、伝え方の伝え方のテクニックが伝え方のテクニックが詳細に書かれている一冊。研究の息抜きに丁度よく、読み終えた後は街でみかけるキャッチコピーが気になって仕方なかった。詳細レビューはこちらをどうぞ。
【経済】リスクを取らないリスク
【リスクを取らないリスク】は社会人になってからタイトル買いをしましたが、内容が想像以上に素晴らしかった。経済に興味はあるけどなにもわからない!という人にオススメです。詳細はこちらの記事をご覧下さい。
【思考法】イシューから始めよ
人生は何かを成し遂げるためにはあまりにも短い。
「そもそも」から見えてくる、知的生産の全体像
「イシュー」とは、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」であり「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの。
あなたが「問題だ」と思っていることは、そのほとんどが、「いま、この局面でケリをつけるべき問題=イシュー」ではない。
本当に価値のある仕事をしたいなら、本当に世の中に変化を興したいなら、この「イシュー」を見極めることが最初のステップになる。
研究を進めていく上で読んでおいて良かったと感じた本。
【イシュー=”本当に解くべき問題”を設定】
この課題設定を如何にして行うのか?
その違いが生産性に大きな差を生むんだということが
本当によくわかる本になっています。
仕事だけでなくて「研究活動に関わる読者」にも
十分に配慮された内容になっているので
将来ビジネスマンになる人はもちろんのこと
研究をしている人(大学院生)にぜひ読んでもらいたい。
【自己啓発本】道をひらく
昭和43年の発刊以来、累計400万部を超え、いまなお読み継がれる驚異のロングセラー『道をひらく』。本書は、松下幸之助が自分の体験と人生に対する深い洞察をもとに綴った短編随想集である。これまで、どれほど多くの人が本書に勇気づけられ、また成功への指針としてきたことか。この本には、時代を超えて生き続ける不変の真理があるからである。
もし失敗して落ち込んでいるのならば、「自信を失ったときに」「困難にぶつかったときに」「運命を切りひらくために」の項が、きっと立ち直る勇気を与えてくれるだろう。 (中略)
事業の成功者であり、それ以上に人生の成功者である松下幸之助であればこそ、その言葉には千鈞の重みがある。あらゆる年代、職種の人に役立つ、永遠の座右の書である。
永遠の座右の書。
この言葉がぴったりですね。
いろんな人の心に届く本だと思います。
この本はいつ読んでもいいと思います!
(どうしても最後に持ってきたかった)
【まとめ】大学生は本を読もう
大学生はなんでもいいから本を読みましょう。
学年関係なく3冊まで絞るとしたら
趣味を読書に。
人生を豊かに。
ではまた。
なぎ