どうも!なぎです。
『道をひらく』という名著をご存じでしょうか。
平たくいえば永遠の座右の書。
いろんな方の心に響く言葉の数々が
つめ込まれている1冊なんです。
オーディオブックを購入したのをきっかけに
数年ぶりに熟読(傾聴)しています。
控えめに言って、めっちゃ良い。
今日はその感想を綴っていきますね。
悩みを抱える社会人に
心からおすすめしたい
『道をひらく』ってどんな本?
Panasonic(旧:松下電器産業)の創業者
松下幸之助氏による名著。
国内累計510万部という大ベストセラー。
「文章の持つ力って凄いんだな」
そう感じざるを得ない本だと思います。
最近、オーディオブックが発売されました。
オーディオブックさんからね。
「シリアルコード付きの本」って新鮮です。
耳で楽しむとなおさら思うわけですね。
文章の持つ力は偉大だと。
『道をひらく』は、松下幸之助が月刊誌『PHP』の裏表紙に連載した随筆を厳選し、1冊にまとめたものです。「素直に生きる」「心配またよし」など、人生への深い洞察をもとに綴った随想は、人々の背中を押し成功の指標となる「座右の書」として、昭和43年の発刊以来、職業、性別、世代を問わず、多くの方に読み継がれてきました。
自信を失ったとき、困難にぶつかったとき、新しい挑戦のときなど、人生のあらゆる場面で、自分に必要な言葉を選んで読むことができるのも本書の魅力。著者の松下幸之助自身も、『道をひらく』は「誰がつくったものでもない」「古今の衆知が積み重ねられて、そしてああいう言葉がつくられた」と語り、この本を枕元に置き、読みかえすようにしていたといいます。松下幸之助『道をひらく』内容と感想 | PHP研究所
永遠の座右の書。
そんな言葉がぴったりの名著です。
特徴を箇条書きにしておきますね。
- 悩みや迷いに一筋の光を与えてくれる
- 読むタイミングによって響く言葉が違う
- モヤモヤとした気持ちをパッと晴らしてくれる
- 響く言葉が必ずあると思う
- 感情を穏やかにしてくれる
- 不思議と元気をもらえる
【黙読編】響いた文章を引用しておく
どんな内容なんだろう?なんて
気になる方もいると思うので
僕が一番最初に響いた言葉を引用します。
素直に生きる
逆境、それはその人に与えられた尊い試練であり、この境涯にきたえられてきた人はまことに強靭である。古来、偉大なる人は、逆境にもまれながらも、不屈の精神で生き抜いた経験を数多く持っている。
まことに逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これに囚われ、逆境でなければ人間が完成しないと思いこのことは、一種の偏見ではなかろうか。
逆境は尊い。しかしまた順境も尊い。要は逆境であれ順境であれ、その与えられた境界に素直に生きることである。謙虚の心を忘れぬことである。
素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときのその人に与えられた一つの運命である。ただその境涯に素直に生きるがよい。
素直さは人を強く正しく聡明にする。逆境に素直に生き抜いてきた人、順境に素直に伸びてきた人、その道程は異なっても、同じ強さと正しさと聡明さを持つ。
おたがいに、とらわれることなく、甘えることなく、素直にその境涯に生きてゆきたいものである。道をひらくp.12-13より
素直に生きるって難しいけど
そうありたいものだと強く思う文章。
素直さを失ったとき
逆境は卑屈を生み
順境は自惚を生む
「素直で謙虚なことは大事だ」
なんて言われるよりずっと納得してしまうよね。
『まことに逆境は尊い。だが、これを尊ぶあまりに、これに囚われ、逆境でなければ人間が完成しないと思いこのことは、一種の偏見ではなかろうか。』
初めてこの本を手にしたときは順境そのもの。
この言葉にハッとさせられました。
オーディオブックが凄かった
『本をプロが音読してくれる有難いサービス』
これがオーディオブック。
半年以上前からちょこちょこ利用しています。
1ヶ月ちょっと前に(2017年2月)
『道をひらく』が発売されています。
本+音声でハードカバー1冊分の値段!
これってかなりお得だと思う。
音声を担当しているのは声優の大塚明夫氏。
どこかで聞いたことのある声だなあ....
そう思って調べてみると
『メタルギアソリッドの主人公』
なんて出てきて納得でした。
重厚感と落ち着きのある優しい声です。
文章で読むのとは違った
不思議な感覚になります。
落ち着くというか心にしみるというか...
「ああ、ここはゆっくり読むんだな」
「この文章の語尾に力強さを感じる」
「抑揚の効かせ方に鳥肌。」
部屋を暗くして目を瞑って
一つ一つの言葉を噛みしめるように
耳だけで楽しむ。
至極、幸せです。
【耳で楽しむメリット】言葉の重みが変わる!
オーディオブックならではだなあ!と思うのが
黙読しているときとは違って
言葉一つ一つの重みが伝わってくるんですよね。
黙読+脳内で地声再生...よりも遥かにです。
『道をひらく』のようなメッセージ性の強い本に
ぴったりだなと感じています。
言葉の重み(深み)を味わえます。
唯一のデメリット?!
即座に変換できない言葉がたまにあること
僕の実力不足かもしれませんが
耳で聞いて変換できなかった言葉が
ちょくちょくありました。
漢字を見ればわかるんだけどなあ。
- 三省(さんせい)
- 流転(るてん)
- 稚気(ちき)
- 世事万般(せじばんぱん)
なんて言葉を聞いても
ぱっと変換できませんよね..?
デメリットというかただの実力不足だ。
気になって後から言葉を調べることで
記憶に残る!という点ではむしろメリットだ。
悩みを抱える社会人におすすめの本
内容はもちろん
音声だからこそ
心に染みる。
悩める社会人の
あなたにおすすめしたい。
ぜひ一度、お楽しみください。
ではまた
なぎ